みなさん、先日はありがとうございました。ちょっと遅くなりましたが、以下、例会報告です。
2024年5月例会は 5月 25日(土)13:00-17:00、男女共同参画推進センター(アミカス)研修室Eで開催されました。出席は、Eddieさん、Jasmineさん、Lucyさん、Medocさん、Normanさん、hana さん、Tomの計7名でした。
Part 1は『杉田敏の現代ビジネス英語』春号Lesson 2: Product Returns — Burden or Opportunity?の学習を行いました。
まずいつものように
〇ビニエットの最初のページをロールプレイ音読(または暗唱)
〇ビニエット全体を全員でリーディング、シャドウイングorオーバーラッピング
を順調に行いましたが、その次に行うはずの語句等についての質問・意見交換等を、Tomのポカ(goof- up)ですっ飛ばし、先にディスカッションを行なってしまいました(すみません)。
Part 2: ディスカッション
ビニエットでは、アメリカにおける商品の返品についていろんなことが語られていました。返品があまりに多いこと、また詐欺というしかないような返品が行われていることには、一同、かなり驚きました。個人の返品経験については、アマゾンで購入したものを返品したら送料を取られた話、一方では商品の不具合を連絡すると、商品が無料でもう1個送られてきた話などが出ました。それからAmazonが始めた「置き配」というサービスについて、その便利さを評価しつつも、デフォルトの設定が「置き配」となっているのは、けしからん、という意見もありました。
Part 1 の続き(語句等についての質問、意見交換)
Not necessarily という語句について、簡単だけど便利な表現だという感想が述べられました。確かに、not exactly, not really, not now, not alwaysなど、単独でも使えますね。それから、井出恭平が日本での返品状況について聞かれたときに言った”I don’t have precise figures at hand, and returns are probably higher for shoes and fashion items and lower for furniture and electronics“の訳文について異議が述べられました。つまり、訳文「正確な数字は手元にありませんが、返品はおそらく、靴やファッションアイテムのほうが多く、家具や電子機器のほうが少ないでしょうね」では、higher とlowerが靴・ファッションアイテムと家具・電子機器の2者を比べていると解釈しているようだが、これは違うのではないか?higher, lowerは、この文脈では絶対比較級として使われていると解釈するべきではないか、という異議です。絶対比較級はある程度広い意味を持っていますが、ここでは比較する対象を持たず、漠然と程度の高低を表しているに過ぎない比較級と解釈することができます。例えばhigher educationは高等教育、older peopleは高齢者、 younger generationは若年世代。いずれも何かと比較してhigher, older, youngerと言っているわけではありません。ちなみに、Google翻訳とDeepLでは上記、井出恭平の言葉を次のように翻訳しました。
Google翻訳:正確な数字は手元にありませんが、靴やファッションアイテムの返品率はおそらく高く、家具や電化製品の返品率は低いでしょう。
DeepL:正確な数字は手元にないが、おそらく靴やファッションアイテムの返品率は高く、家具や電化製品の返品率は低いだろう。
いずれもhigher, lowerを絶対比較級と解釈しています。
Part 3: スピーチ(自由テーマで)
多岐にわたるテーマでスピーチが行われました。某国がハッキングやマネーロンダリングを駆使して他国のお金を盗んでいるさまを詳しく調べた本の紹介、アメリカで言語学を学んだメンバーからの様々な知見・知識、ちょっと危なかったエピソードの紹介。また、雑誌Timeを長年にわたって学習されている会の方々の具体的な活動の紹介、ついにプロの技術翻訳家になったメンバーからはその動機や様々な資格を獲得する過程などが語られました。そのほか、黒胡麻は白髪を黒髪に戻す効果があるという、実体験にもとづく(一部の人にとっては)非常に有意義な報告、またビニエットに出てきたbracketing に関して、アメリカにおけるその現状について経験や知見の報告がありました。その他「横の比較」「縦の比較」という概念の紹介も行われました。
※以上、うろ覚えで書いているので、間違っているかもしれません。その際はご指摘ください。
Part 1の続き(単語テスト)
順番は通常と違って最後になりましたが、単語テスト(担当hanaさん)を行いました。
さて、以下、次回例会の概要です。
次回7月例会では、2つのビニエットを学習およびディスカッションします。
『杉田敏の現代ビジネス英語』春号のLesson 3: Jobs of the FutureおよびLesson 4: 90 May Be New 60です。
まずLesson 3からはじめ
最初のページのロールプレイ音読、全編音読、語句や表現についての質問・意見交換。それから単語テストを行います(担当Normanさん)
続いてディスカッション。ビニエットのテーマや関連事項について各自、意見、知見、経験等を述べ、それに対して他メンバーが意見や質問を行います。
次にLesson 4を上記同様に行います。単語テストはLucyさんの担当です。
以下、6月例会の日時・場所等の確認です。
2024年6月例会は6月29日(土)13:00-17:00、西市民センター第3会議室で行われます。各自、『杉田敏の現代ビジネス英語』2024年春号の持参、またディスカッション において語りたい事柄の整理などお願いします。
今回はビニエット2つなので準備等ちょっと大変でしょうが、頑張りましょう。
以上です。では、6月29日(土)、西市民センターでお会いしましょう。